ノーリスクハンドメイド販売入門

ハンドメイド販売

私達個人がビジネスをする場合、ノーリスクこそ成功ルートです。

ハンドメイド作品を販売してみたい、おうちでお仕事をしたいと考えた時に誰もが『失敗したくない』『損をしたくない』と考えるでしょう。

ハンドメイド販売においてのリスクについて考えてみました。

この記事では個人がハンドメイド販売をしていく上で避けるべきリスクについてお話します。

8年間ハンドメイド販売をしてきてのノウハウ、シングルマザーが生活していくための知恵など共有するブログです。

現在の価格帯は3500〜4800円位が中心のラインナップで、オンラインだけで最高月商43万を達成できました。

有料コンサルなど受けた経験が全くありません。なので、私の経験を元にした事例を共有します。

ハンドメイド販売のリスクは余計な手間とコスト

『ハンドメイドなんだから手間がかかって当然!』と考える方、続きません

私が作っている入園入学グッズを例に考えてみましょう。

入園入学グッズ販売の余計なコスト

  • たくさんの柄の生地
  • たくさんの色の副資材
  • お客様のご要望があった生地を仕入れる

販売をしているとお客様からメッセージをいただくことがよくあります。

『恐竜が好きな息子ですが、恐竜柄はありますか?』

『パープルが好きな娘なのですが、オーダー可能でしょうか?』

せっかくお問い合わせいただいたから作ってあげたいと思うでしょう。新たに仕入れてでも…

断る勇気を持ちましょう。そして、ご要望に近い代替案を提案しましょう。

用意している材料内で制作できないものはコストが大きくなります。

入園入学グッズ販売の余計な手間

  • 学校、幼稚園、保育園指定サイズオーダー
  • それに伴うメッセージのやりとり
  • バック口ファスナーなど仕様変更
  • 名入れ、名前テープ縫い付け

入園入学グッズオーダーにおいて学校サイズ指定で作ってくれて当たり前と思っているお客様もいらっしゃいます。

サイズオーダーで作るビジネスと割り切ってされているハンドメイド作家さんもいるでしょう。

学校指定サイズ、園指定サイズは絶対なのか?

正解は、近いサイズなら問題ないんです。

保護者の用意したものが数センチ小さめだからといって指摘してきません。

例えば巾着数パターン、手提げ数パターンをギャラリーに並べ、問い合わせには学校の指示書を画像添付してもらい、「こちらが近いサイズです」とリンクと共に提案しましょう。

ハンドメイドをしないお客様とサイズについてメッセージしていても、まち込なのかまち別なのか、細かな間違いが生じやすく、メッセージのやりとりを何ターンもしていたらお客様にとっても手間です。

仕上がりお届けした作品がサイズが違うからという理由で返品されるリスクをも回避できます。

それでも、ご要望あるサイズ指定や仕様変更は、材料費+サイズ(仕様)変更手数料を作業量に見合うだけプラスでいただけるなら承るよう、見積りを提示し、お客様に判断していただきましょう

タダ同然のものに付加価値をつけて売る

見出しタイトルにびっくりされた方もいるでしょう。

ここで言う『タダ同然』とは自分にとっては無理なく出来る、楽しんで作れる範囲です。

ハンドメイドが好き、作るのが好きが前提でこのハンドメイド販売というビジネスに足を踏み入れた人ばかりかと思います。

私達が楽しんで作れる範囲のものも、特定のお客様にとっては、『自分では作れないもの≒価値あるもの』であり、なのです。

その価値に見合う手数料をいただくことに抵抗を持っていたら、忙しさから抜け出せず、やるべきことが出来ないリスクをかかえてしまいます。

量産は大企業には勝てません。価値あるものを低コストで作り、見合った価格で販売し、それを納得して購入してくれるお客様にファンになっていただくことこそ、個人ハンドメイド作家の成功ルートだと考えています。

余計な手間とコストを削減するための具体的作品ラインナップ

  • 高見え材料を選抜し、反物仕入れ
  • 副資材も数種類
  • 数アイテム×数サイズ×数色展開

入園入学グッズにおいて丈夫さはニーズのひとつです。

そして、同じ生地で他にも展開できるものを考えて私は表地裏地共に中厚地の綿オックス生地または、綿ツイル生地を現在7種類、コップ袋など小さなアイテムの裏地に薄手地綿シーチングを3色、反で仕入れています。 

副資材はタグを女の子デザイン用、男の子デザイン用それぞれ1種類、持ち手テープやひもは2色に厳選しています。

この材料の組み合わせで唯一無二のデザインを考え、入園入学グッズとエプロン、育児グッズを制作しています。

これだけで、ギャラリーは何ページにもいっぱい作品が並び、かつ同じ素材を使うので統一感も出ます。

シリーズで持ち物を統一したいお客様、ご兄弟で色違いを持たせたいお客様で、セットご注文も多いです。

材料を厳選することで、私のデザインがお好みのお客様にとっては、何を注文しても持ち物に統一感が出るメリットがあります。

セットでご注文いただく場合、お手元に届く統一感ある複数のアイテムたちは満足度アップを演出してくれるようで、好意的なレビューをお寄せいただく場合がほとんどです。

まとめ

ハンドメイド販売はシーズンによって売れたり、売れなかったり不安定さがあります。

ですが、会社に雇用されていただく給与20万と自ら試行錯誤してハンドメイド販売で稼ぐ月収20万とでは価値が違います。

稼ぐ力が自信にもつながり、私のようにシングルマザーでもハンドメイド作家として生計を立てる決意が出来るかもしれません。

ノーリスクハンドメイド販売三原則

  • いかにお金をかけず
  • 手間を極限まで省き
  • かつ大きな成果を出す工夫をする

忙しさは機会損失につながる

1年間でハンドメイド販売に充てることができる時間のうち2割位の余裕が出来るよう、手間を省くよう努めてみよう。

この約2割の時間で新しいアイデアを考えたり、新作やSNS発信をするなど有意義に使うと良いです。

個人のハンドメイド販売は作り続けないと売上が上がらないビジネスです。

この約2割の時間の余裕こそが長く続けていくための秘けつです。

手間とコストを省いてみて、成果が上がらないものは手間やコストをかけるべき点です。省くことで、リスクを適切にとることができれば成果に繋がります。

入園入学グッズオーダーやハンドメイド販売のように不安定さのあるビジネスも複数集まれば安定感を増してきます。

オンシーズンを年数回、年間販売スケジュールについての記事も参考になれば嬉しいです。

年間販売スケジュールを公開している記事はこちら。

お子様のものをハンドメイドしたことをきっかけにハンドメイド作品を販売してみようかな…と思われた方もいらっしゃるでしょう。

まずは、お子様のものを作った時に余った材料や家にある材料で作った作品を、ハンドメイドマーケットに出品してみてはいかがでしょうか?

minneやCreemaなどのハンドメイドマーケットは作家登録、作品の出品や展示は無料です。売れた時に販売手数料などがかかります。

ハンドメイドマーケットはノーリスクでハンドメイド販売をスタートする最適な場所です。

ハンドメイドマーケットをまず見て、どんなものが出品されているのか、今あなたが作って販売してみたいと思うアイテムを検索してみてくださいね。

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